「蔵造りの町並み」

江戸時代、川越藩主松平信綱の町割りによって、通りに店が向かい合う形の家並みができあがったが、火事に強い建物として蔵造りの商家が建つようになった。
現在の蔵造りの多くは、川越大火後に建てられたもので、今も3 0数棟が残る。大正12年、関東大震災やその後の戦災によって東京の蔵造りが姿を消したこともあり、江戸の景観を受け継ぐ重要な歴史的遺産として、平成11年12月1日に重要伝統的建造物群保存地区に選定された。































信号を左に曲がるとすぐに蔵造りの町並みにひときわ高くそびえる川越のシンボル「時の鐘」が見える。
















「時の鐘」
江戸時代初頭から城下の町に時を告げ、庶民に親しまれてきた時計台である。
今から約400年前、当時の川越藩主だった酒井忠勝(さかいただかつ)によって創建されたといわれる。
大火で焼損し、現在は4代目である。
木造で3層のやぐらで高さは約16メートル。午前6時・正午・午後3時・午後6時の1日4回鳴る響きの良い鐘の音は平成8年、環境省の「残したい“日本の音風景100選”」に認定された。









































時の鐘の奥には目の病に効き目があるとされる薬師神社がある。






















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