下位選手も讃えよう
このエッセーを書いている現在(2010年2月)、カナダのバンクーバーで冬季オリンピックが開催されている。
世界のトップレベルのアスリート達が、連日熱戦を繰り広げている。
オリンピックは一流&有名選手が一同に会して技を競い合い機会はそう多くないので、非常に貴重なイベントである。また一度でいいから、彼らの戦いぶりを間近で見たいと思っている人も多いであろう。
競技の結果、最高の得点(成績)を挙げた人が一位になり、もちろん金メダルが授与される。残念ながらメダルに届かなくても8位までは「入賞」という形として、長く讃え続けられる。
こういった素晴らしい成績を収めた選手は、例外なくマスコミにも注目され、場合によっては「時の人」扱いされる。
絶え間ない努力と苦悩とプレッシャーに打ち勝ち、力の限りを出し尽くして得た結果としては最高の賞賛であるのは言うにも及ばない。
しかし、己の実力不足、あるいはその時の少しの判断ミス、もしくはその時の不運などによって出場した競技種目が不本意な成績に終わった場合、マスコミはさほど報道されない。
一応日本人選手の場合は、出場種目の成績だけは全員報道されるが、どのような演技競技をしたかは、ニュースではあまり報じられない。ましては海外選手の順位一覧などは、サイトや新聞を見ないとわからない事が多い。
もちろん放送時間や紙面の関係もあるのだが、精一杯頑張った選手を鼻であしらう感じがして私にとっては腑に落ちない。一部の人にとっては、下位にランクされた選手はどうでもいいと思っているのかもしれない。また国によってはメダル獲得選手には莫大な報奨金が国家から支給され、下位選手には何ももらえなく、のけ者扱いにされる事もあると言うらしい。国の方針と言えば致し方ないのだが、もちろんこれは、今まで必死に頑張っていた選手にとって失礼に当たると思う。
たとえ最下位でも、オリンピックという大舞台に立てた事自体、非常に名誉で素晴らしい事であり、常人ではなしえる事がほぼ不可能であるには間違いない。
マスコミが賞賛するかしないかは、あまよくば、本番で自分の実力が出たかでなかっただけで差別されるのはどうかと思う。
メダル至上主義の副産物だと言い切れば、そこまでなのかもしれない。
しかしたとえどんな成績でも順位やメダルの有無に関わらず、夢の大舞台に出て競技できた事自体を賞賛する事が、選手への最高の心構えなのではないか。
たとえ最下位でもいい。記録に関係なくひたむきに競技する選手の姿を多く報道すべきだと思う。これが新人の選手で、数年後大きく成長するかもしれないし、たとえそうならなくても当人にとってはいい思い出につながるであろう。
少し余談になるが、マラソンや駅伝で、常にテレビカメラが追っているのは一位の選手及びトップ集団ばかりだ。下位の選手はせいぜいスタート時に映される位だ。
視聴者及びマスコミが注目するのは、トップ選手が誰か、タイムは何時間何分かのことであり、いちいち下位の選手を報じる事はよほど有名選手でない限りありえないし、ニュースにならないからだ。
この手からも私は下位の選手を切り捨てているとしか思えない。また、番組の放送時間にもよるが、トップ選手がゴールインする瞬間及び優勝選手のインタビューは必ず放送するが、全ての選手がゴールインする姿は決して放送されない。こう言うところにも思いやりを持って欲しいと思う。
できる事なら、スターと直後から最下位の選手を追って放送するマラソン番組もあって良いと思っている(視聴率の関係で絶対無理だと思うが)
こう考えている人は少数派なのかもしれないが、成績やメダルにこだわらない報道を心がけて欲しいものである。オリンピックは参加する事に意義があるのだから。
このエッセーを書いている現在(2010年2月)、カナダのバンクーバーで冬季オリンピックが開催されている。
世界のトップレベルのアスリート達が、連日熱戦を繰り広げている。
オリンピックは一流&有名選手が一同に会して技を競い合い機会はそう多くないので、非常に貴重なイベントである。また一度でいいから、彼らの戦いぶりを間近で見たいと思っている人も多いであろう。
競技の結果、最高の得点(成績)を挙げた人が一位になり、もちろん金メダルが授与される。残念ながらメダルに届かなくても8位までは「入賞」という形として、長く讃え続けられる。
こういった素晴らしい成績を収めた選手は、例外なくマスコミにも注目され、場合によっては「時の人」扱いされる。
絶え間ない努力と苦悩とプレッシャーに打ち勝ち、力の限りを出し尽くして得た結果としては最高の賞賛であるのは言うにも及ばない。
しかし、己の実力不足、あるいはその時の少しの判断ミス、もしくはその時の不運などによって出場した競技種目が不本意な成績に終わった場合、マスコミはさほど報道されない。
一応日本人選手の場合は、出場種目の成績だけは全員報道されるが、どのような演技競技をしたかは、ニュースではあまり報じられない。ましては海外選手の順位一覧などは、サイトや新聞を見ないとわからない事が多い。
もちろん放送時間や紙面の関係もあるのだが、精一杯頑張った選手を鼻であしらう感じがして私にとっては腑に落ちない。一部の人にとっては、下位にランクされた選手はどうでもいいと思っているのかもしれない。また国によってはメダル獲得選手には莫大な報奨金が国家から支給され、下位選手には何ももらえなく、のけ者扱いにされる事もあると言うらしい。国の方針と言えば致し方ないのだが、もちろんこれは、今まで必死に頑張っていた選手にとって失礼に当たると思う。
たとえ最下位でも、オリンピックという大舞台に立てた事自体、非常に名誉で素晴らしい事であり、常人ではなしえる事がほぼ不可能であるには間違いない。
マスコミが賞賛するかしないかは、あまよくば、本番で自分の実力が出たかでなかっただけで差別されるのはどうかと思う。
メダル至上主義の副産物だと言い切れば、そこまでなのかもしれない。
しかしたとえどんな成績でも順位やメダルの有無に関わらず、夢の大舞台に出て競技できた事自体を賞賛する事が、選手への最高の心構えなのではないか。
たとえ最下位でもいい。記録に関係なくひたむきに競技する選手の姿を多く報道すべきだと思う。これが新人の選手で、数年後大きく成長するかもしれないし、たとえそうならなくても当人にとってはいい思い出につながるであろう。
少し余談になるが、マラソンや駅伝で、常にテレビカメラが追っているのは一位の選手及びトップ集団ばかりだ。下位の選手はせいぜいスタート時に映される位だ。
視聴者及びマスコミが注目するのは、トップ選手が誰か、タイムは何時間何分かのことであり、いちいち下位の選手を報じる事はよほど有名選手でない限りありえないし、ニュースにならないからだ。
この手からも私は下位の選手を切り捨てているとしか思えない。また、番組の放送時間にもよるが、トップ選手がゴールインする瞬間及び優勝選手のインタビューは必ず放送するが、全ての選手がゴールインする姿は決して放送されない。こう言うところにも思いやりを持って欲しいと思う。
できる事なら、スターと直後から最下位の選手を追って放送するマラソン番組もあって良いと思っている(視聴率の関係で絶対無理だと思うが)
こう考えている人は少数派なのかもしれないが、成績やメダルにこだわらない報道を心がけて欲しいものである。オリンピックは参加する事に意義があるのだから。